SupremeTechAI駆動開発ハッカソン:熱気に包まれた2日間
10/09/2025
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SupremeTechでは、9月6日・7日に社内初となるSupremeTechAI駆動開発ハッカソンを開催しました。SupremeTechメンバーの参加者は実際のビジネス課題に挑戦し、限られた時間の中で動作するプロトタイプや具体的な成果を生み出しました。
ここでは、その熱気あふれる2日間の様子をご紹介します。

今回のハッカソンには、10チーム・数十名のSupremeTechメンバーが参加しました。いずれも日頃から高い専門性と情熱を持つメンバーで、AIを活用した新しい挑戦に意欲的に取り組み、イノベーション精神にあふれていました。
このハッカソンは、まさにサンドボックスとしての役割を果たし、社員がAIを活用してお客様が直面するビジネス課題への新しいアプローチを試す場となりました。
1日目:アイデアが飛び交うオープニング
朝のオープニングでは、イベントの目的やテーマが発表され、参加者の表情には期待と緊張が入り混じっていました。
各チームはその場で抽選によりテーマを割り当てられました。これらのチャレンジは、SupremeTechが事前に厳選したもので、お客様が実際に直面しているビジネス課題や、今まさに市場で求められているテーマを反映しています。
限られた時間の中でどう解決策を形にするか――その瞬間から、会場には真剣さと高揚感が入り混じる独特の空気が広がりました。

集中するアイデア創出と開発の始まり
その後すぐにチームごとのブレインストーミングが始まり、次々とアイデアを形にしていきました。午後からはいよいよ本格的な開発へ。
ここから約22時間にわたり、まさに“ノンストップの挑戦”が繰り広げられました。
- 各チームは席を離れることなく、食事さえもパソコンの前で取りながら、コードや設計に没頭。
- 夢中で開発を進めるうちに、ふと顔を上げると外はすでに真っ暗。時間の流れを忘れるほどの集中が続きました。
- 「交代で休むのでは?」と思われた夜間も、誰一人として本格的に眠ることなく、全員が夜通し作業を続けました。
- 深夜になると、残された時間が減るにつれて会場の空気はさらに張り詰め、議論もキーボードを打つ音も加速。
- 眠気や疲労がピークに達した瞬間には、仲間が差し入れるコーヒーや、肩を叩き合う小さな励ましが、再び前に進む力を与えてくれました。
22時間は静かに、しかし濃密に過ぎ去っていきました。そこにはキーボードを叩くリズム、熱のこもった議論、そして時折こぼれる笑い声が交錯し、数えきれない感情の波が渦巻いていました。
こうして積み上げられたコードは総計でおよそ10万行にも及び、まさにAIと情熱が生み出した濃密な時間となりました。

2日目:成果を競うピッチング
丸一日の開発を経て、メンバーたちはほとんど徹夜に近い形で作業を続けました。
そして翌朝7:00、各チームは最終成果物を提出し、いよいよピッチングの準備に入ります。
このハッカソンで特徴的だったのは、すべてのチームが「AIをどう活用したのか」を問われたことです。
審査員からは必ず、
「どの工程でAIを使いましたか?」
「通常のコーディングと比べて、AIを使うことでどの点が優れていましたか?」
という質問が投げかけられました。それぞれのチームは、要件定義・設計の補助、コードの自動生成、テストケースの作成、UI設計のアイデア出しなど、様々な場面でAIを使い分けていました。
「ただ動くものを作る」のではなく、「AIを最大限活かしてどれだけ効率的かつ創造的に解決策を形にできるか」―そこが今回のハッカソンの最大の見どころでした。

それでも、完成したプロトタイプが次々と披露され、会場は熱気に包まれました。
短時間ながらも、
- 小売店舗向けのECとロイヤリティを統合したマルチチャネルアプリ
- 社員のパフォーマンス管理とスキル開発を支援するアプリケーション
- 顧客の旅程や体験を一元的に管理するシステム
といった、実際のビジネス課題に直結する提案が並びました。
審査員や観客からは驚きの声や大きな拍手が送られ、各チームの挑戦が確かな成果へと結実した瞬間でした。
さらに特筆すべきは、その熱量です。
ほぼ24時間徹夜に近い開発を終えたにもかかわらず、メンバーたちは最後まで集中力を切らさず、最後まで全てのピッチを見届けました。
「仲間の挑戦を最後まで応援したい」―そんな想いが会場全体を包み込み、SupremeTechの一体感を象徴する場面となりました。

まとめ
今回のAI駆動開発ハッカソンは、短期間での学びと挑戦を通じて、参加者一人ひとりの柔軟性と実行力を引き出す場となりました。
ここで得られた成果や経験は、今後お客様へのサービスやソリューションに生かされていきます。
さらに、今回生まれた高品質なプロダクトの詳細についても、今後皆さまに順次ご紹介していく予定です。どうぞご期待ください。
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