株式会社JTB 旅行体験特化の
マップ型SNSアプリ「notabi」の新規開発から運用までを支援
SupremeTechは、JTB様と協力し、旅行体験に特化したマップ型SNS「notabi」をわずか9ヶ月で市場投入。Flutterによるクロスプラットフォーム開発から、クラウドネイティブ基盤構築、MVPリリース、継続的なアップデートまで、ワンストップで支援しました。

クライアント企業の紹介
株式会社JTB様は、1912年の創業以来、国内外の旅行事業のリーディングカンパニーとして、お客様の「感動のある旅」を創造し続けています。近年では、従来の旅行事業に加え、地域交流事業やインバウンド支援など、日本各地の地域創生にも積極的に取り組まれています。今回は、JTB様の新規事業として生まれた旅の思い出を記録・共有するマップ型SNS「notabi」の開発支援事例をご紹介いたします。
背景と課題
– 新規事業の構想をスピーディにアプリで具現化し、短期間で市場に投入したい
– 初期リリースにとどまらず、リリース後もユーザーの反応を見ながら柔軟に機能改善を進めたい
– 開発だけでなく、運用・保守・スケーラビリティを見据えた技術体制も整えたい
取り組み
– 要件定義〜開発〜保守までワンストップで支援
– Flutterを用いたクロスプラットフォーム開発
– スケーラブルなクラウド基盤を提案・構築
プロダクトのコンセプト

マップで旅行体験をシェアできるSNSプラットフォームです。旅行者は、自分のお気に入りの体験をアルバム生成機能で記録し、思い思いに表現できます。既存のマップアプリやSNSでは、見つけにくい“個人の体験記”から、「好き」で繋がり、新しいあなたの旅先を見つけられるアプリです。
主な機能
– マップベースの体験記録:地図上に旅行体験をピン留めして記録
– アルバム生成機能:写真や文章を組み合わせた美しい体験記を作成
– 体験の共有・発見:他のユーザーの体験記を閲覧し、新しい旅先を発見
– コミュニティ機能:共通の興味を持つユーザー同士の交流

初期リリースから現在に至るまで
PJを立ち上げ当初の2023年から現在まで継続して、開発のご支援をしています。

立ち上げ〜初版リリース
2023年7月から11名体制でプロジェクトをスタート。アジャイル開発で2週間ごとに出来上がったプロダクトを確認いただき、高速にかつ柔軟に開発を進めていきました。また日次・週次での定例会議でリアルタイムでの進捗の連携、懸念点を解消していきました。

結果、予定通り5ヶ月間でのMVP完成。その後、JTB様でMVPのレビュー、検証を行い、追加機能の開発依頼を受け、約3ヶ月間の追加開発を経て、2024年4月に正式リリースしました。

スケーラビリティを見据えた技術体制
ユーザー増加への対応力、運用コストの最適化、素早い機能追加・改善を見据え、事業成長を強力に後押しする堅牢なアプリ基盤を構築しました。
モバイルアプリ開発:Flutter(効率性と拡張性を両立)
モバイルアプリ開発は、iPhone(iOS)とAndroidの両方に対応できる「Flutter」を採用しました。これにより、開発期間の短縮と開発コストを削減することができます。アプリの動作も非常にスムーズで、多くのユーザーが利用しても快適な体験を提供できます。
クラウドファーストによる柔軟な拡張性
Googleが提供するFirebaseとGoogle Cloud Platform(GCP)を基盤とした、完全クラウドネイティブなアーキテクチャを採用しています。これにより、初期コストを抑えながら、ユーザー数の増加に柔軟に拡張できる体制を構築しています。
効率的なデータ管理とユーザー体験の向上
ユーザーが投稿する大切な写真や旅の記録は、デバイス内とクラウド上で効率的に管理されます。この仕組みにより、運用コストを抑制するだけでなく、オフライン時でもアプリの基本機能が使えるなど、ユーザー体験を大幅に向上できます。
開発効率とセキュリティを両立する統合基盤
ユーザー認証からデータベース管理、位置情報サービスまで、必要な機能をFirebaseやGoogle Map APIといったサービス群で一元的に構築しています。これにより、新機能の開発スピードが格段に向上し、素早く対応できます。また、Googleの企業レベルのセキュリティ基準を活用するため、情報漏洩のリスクを大幅に軽減し、安心してサービスを運用いただけます。
成果
– 構想段階から9ヶ月でアプリを正式リリース
– 将来的なユーザー増加に対応可能なスケーラブルな技術基盤を構築
– リリース後も月次でのアップデートを継続実施