フィリピン出張レポート:BA採用に向けたセミナー&学校訪問
25/06/2025
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今回、私たちはSupremeTechとして初のフィリピン出張に行ってまいりました!
訪問先は、標高が高く涼しい気候で留学先としても人気の「バギオ」、そして観光地として知られる「セブ」の2都市。バギオに4日間、セブに3日間、合計1週間のスケジュールでの訪問でした。
この出張の目的は主に以下の2点です:
- 日本人ビジネスアナリスト(BA)採用に向けた語学学校の訪問
- 留学生向けの「海外就職セミナー」の開催
現地の語学学校スタッフや留学生の方々と直接お話しする中で、リアルな課題や想いに触れ、私たち自身にとっても学びの多い時間となりました。
留学後は帰国して国内就職を選ぶ方が多く、せっかくの海外志向を活かしきれないケースもまだまだ多いのが現状です。また、多くの人が「海外で働く」といえばオーストラリアやカナダなど英語圏を目指しますが、ASEAN圏、特にベトナムのような新興国で働くことは、まだあまり認知されていません。
今回の出張では、語学学校の生徒やスタッフの方々に、「ASEANで働く」という新たなキャリアの選択肢をお届けすること、語学留学という貴重な経験をただの“勉強期間”で終わらせるのではなく、その先のキャリアにつなげていく――そんな一歩を一緒に考えるきっかけになればという思いで訪問しました。
SupremeTechとビジネスアナリスト(BA)という仕事
私たちSupremeTechは、ベトナム・ダナンを拠点に、Webサービスの開発やAIの活用を行うテクノロジー企業です。日本のクライアントとベトナムのエンジニアチームをつなぐ「オフショア開発」を主軸に事業を展開しています。
その中でも、日本人ビジネスアナリスト(BA)の役割はとても重要です。
言語を翻訳するだけでなく、お客様の要望を丁寧に聞き取り、仕様として整理し、開発チームに分かりやすく伝える“橋渡し”のような存在。語学力に加え、論理的思考力や異文化理解、柔軟なコミュニケーションが求められます。
実際、弊社で活躍している多くの日本人BAが、フィリピンの語学学校で英語を学んだ経験を持っています。語学留学で得たスキルを強みに、ベトナムでの仕事に挑戦し、キャリアを築いている方々です。しかし、語学留学を経て日本へ帰国し、国内での就職を選ぶ方も少なくありません。私たちは、フィリピンでの語学留学を通じて培った海外志向や貴重な経験を、より一層活かせるフィールドが、弊社にはあると考えています。
“海外就職”という選択肢をもっと身近に
今回のセミナーで、私たちが最も伝えたかったのは、「IT企業への海外就職は、特別な人だけのものではない」ということ。
実際に多くの学校担当者様や生徒様から、
- 「自分の英語力でやっていけるのか不安」
- 「業界経験がない自分でも挑戦できるのか」
という声をいただきました。
ただ、私たちが本当に大事にしているのは、“今どれだけできるか”ではなく、“これから一緒に成長できるか”ということです。完璧な人なんていません。
でも、ベトナムのような新興国には、柔軟に挑戦できる環境があります。
「やってみたい」という気持ちを持つ人にこそ、チャンスがあると実感しています。
セミナーでは、実際に現地で働く日本人のリアルな声や、業務の内容、求められるスキルなどもできるだけ具体的にお話ししました。「海外で働く」という選択肢が、少しでも現実的に感じられるきっかけになっていたら嬉しいです。
語学留学を“ゴール”ではなく“スタート”に。
その先にあるキャリアの可能性を今後も一緒に考えていけたらと思っています。
留学生との対話から感じたこと
語学学校のスタッフや、セミナーに参加いただいた留学生との対話を通じて、改めて感じたのは次のようなことです:
- 海外で働くことに対して“興味”はあるが、現実的な一歩が踏み出せない方が多い
- 「情報」や「きっかけ」が不足している
- 将来に真剣に向き合っている方が多く、どの方にも大きな可能性を感じた
「何か変えたい」「一歩踏み出したい」
そう考えている方々にとって、今回のセミナーや対話が少しでも背中を押すきっかけになっていれば、これ以上嬉しいことはありません。
なぜベトナムなのか?──オフショア開発の最前線から
「なぜベトナムなの?」「オフショアって実際どうなの?」 そんな疑問を持つ方も多いと思います。 私たちがベトナムを拠点にしている理由は、大きく3つあります。 その理由は大きく3つあります:
① グローバルIT人材の現実的な受け皿 日本企業のIT人材不足を背景に、アジア各国とのオフショア開発が広がっています。ベトナムはその中でも特に日本との親和性が高く、技術力・価格・人材のバランスが取れた国として注目されています。
② 若手にチャンスが多い市場 ベトナムは人口の約6割が35歳以下という非常に若い国です。 急成長中のIT市場の中で、若手にも大きなチャンスが与えられ、早い段階から実践的な経験が積める環境があります。
③ 生活・文化面での安心感 日本との時差はわずか2時間 食事や生活コストも比較的安定しており、日本人にも馴染みやすい・親日的で穏やかな国民性。私たちが拠点を置くダナンは、海と山に囲まれた落ち着いた環境で、仕事とプライベートを両立しやすい都市です。
最後に
今回の出張とセミナーは、私たちにとっても大きなチャレンジでした。
実際に現地の語学学校を訪れ、留学生の皆さんと直接お話しする中で、多くの気づきや学び、そして新たなつながりを得ることができました。この貴重な経験を、今後の採用活動にも活かしながら、語学学校との関係も引き続き大切にしていきたいと考えています。
「海外就職は特別な人のものではない」
「挑戦のきっかけは、案外すぐそばにある」
そんなメッセージを、これからも発信し続けていきたいと思っています。
今後は学校との連携もさらに深めながら、次の訪問や新しい取り組みにもつなげていきたいと考えています。再びフィリピンを訪れ、語学学校の皆さまや留学生と直接交流できる機会が持てたら嬉しいです。 そして、今回の出会いやつながりが、誰かにとっての新しい一歩になることを、心から願っています。こうした活動を通じて弊社と関わってくださる方が増え、将来的に一緒に働けるご縁につながれば何よりです。
もし、ビジネスアナリスト(BA)の仕事や海外キャリアに少しでもご興味がありましたら、ぜひ[こちらの採用情報]をご覧ください。また、「もっと詳しく話を聞いてみたい」「自分にもできるか相談してみたい」という方がいらっしゃれば、オンラインでのカジュアル面談も可能です。
皆さんのチャレンジを、心から応援しています。
ギャラリー
バギオ編
API BECI (EOPキャンパス)

最初に訪問したのは、緑豊かな山の中腹に建つAPI BECI。
校舎は清潔感があり、リゾートのような開放感と学習環境がうまく融合しているのが印象的でした。
学生マネージャーの方と、今後のコラボレーションの可能性について対談しました。
JIC(プレミアムキャンパス)


今回は、JICの中でも“プレミアム校舎”を訪問しました。
校舎は緑に囲まれた静かな環境にあり、広々とした敷地には、カフェ、ジム、コンビニなど生活に便利な施設がしっかり整っています。特に食堂は開放感があって景色も抜群。バイキング形式の食事を私たちもいただきましたが、味・ボリュームともに大満足でした。
まるでリゾートに来たかのような快適な雰囲気の中で、学生たちはしっかりと学びに集中していました。また、JICでは、キャンパスごとにレベルや目的、予算に合わせて独自のコースを提供しており、オリジナル教材を使ったカリキュラムが特徴です。
今回の訪問では、将来的に英語✖️ITの学習プランでのコラボレーションの可能性についても、現地の担当者の方と前向きなお話ができました。今後に繋がる展開が楽しみです!
PINES(メインキャンパス)

最後に訪れたのは、バギオの老舗語学学校「PINES(パインス)」。
2001年から続く実績ある学校で、2018年に新キャンパスに移転してからは、より快適で学びやすい環境が整えられています。
キャンパスはバギオ最大のショッピングモール「SM City Baguio」から車で10分ほど。自然も多く、ちょっと歩けば緑豊かな公園もあるような場所にあります。校内には教室と寮が併設されていて、通学不要。ジムやラウンジなどの共用スペースも充実していて、生活のしやすさもポイントです。
校舎内は落ち着いた雰囲気で、集中して勉強できる空間設計がされています。実際に訪れてみて感じたのは、「大人がしっかり学べる環境がある」ということ。生徒の中には、社会人経験者や転職を見据えて英語力を伸ばそうとしている方も多く、キャリアに対する意識の高さが印象的でした。
セブ編
B CEBU

最後に訪れたのは、セブ・マクタン島に2023年に新設された語学学校 B’Cebu(ビーセブ)。
こちらは、バギオで20年以上の実績を持つ老舗校「API BECI」の姉妹校として誕生した注目の新校舎です。まず到着して感じたのは、まるでリゾートホテルのような開放感あふれるキャンパス!
清潔感のある校舎や寮に加えて、ジム・カフェ・売店など生活設備も充実。滞在するだけで気分が上がるような空間でした。バギオの落ち着いた学習環境とは対照的に、B’Cebuでは開放感あふれるリゾートの雰囲気と、アクティビティ、そして語学学習が絶妙に融合した、新しいスタイルの留学スタイルを感じることができました。

さらに嬉しい発見だったのが、韓国人オーナーの方と直接お話できたこと。なんと、B’Cebuはべトナム・ホイアンにもグループ校「B’Hoian」を展開中とのこと。
弊社があるダナンとも地理的にも近いため、今後のコラボレーションも楽しみなご縁となりました。

そして、なんとダイビング専用プールまで完備!希望すればダイビングの資格も取れるそうで、英語×リゾート体験ができる、新しいスタイルの語学留学を提供しています。

食事はバイキング形式で、各国から集まる生徒に合わせた豊富なメニューが用意されていました。私たちも実際にいただきましたが、美味しくてつい食べすぎてしまいそうでした…!
Curious World Academy(CWA)

最後に訪問したのはCurious World Academy。
今回は急遽の訪問となりましたが、現地マネージャーとの会談や施設の見学を通して、しっかりと学校の雰囲気を感じることができました。比較的新しい学校ながら、洗練された施設と実践重視のプログラムで人気を集めており、校内はとても落ち着いた空間。オンとオフをしっかり切り替えて、集中して学びたい方にはぴったりの環境だと感じました。校内にはプールなどの施設も完備されており、快適さと学習環境のバランスが取れたキャンパス設計も魅力の一つです。
生徒さんは若い方が多く、将来のキャリアや人生設計を見据えながら留学している印象を受けました。今後の可能性を感じる有意義な訪問となりました。

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